お父さん誕生日プレゼントのお酒にワインを！赤白別、選び方

お父さんの誕生日プレゼントにワインを贈りましょう！ソムリエ資格を持つ筆者が、赤ワイン・白ワイン別の選び方のコツや、実際にワインショップでも発見しやすいおすすめのワインも紹介します。

photo by Heather Katsoulis

 

白ワインのおすすめ

辛口・甘口と大別される白ワイン。お父さん好みの白ワインの味わいと言えば、やっぱりキンキンに冷えた辛口の白がおすすめ。その他、料理との相性を考えて選ぶ方法もあります。

シャブリ

牡蠣や魚介類との相性が抜群な、知名度も高い辛口の白です。ドライでミネラル感のある味わいが特徴的で、すっぱい食べ物との相性が特に抜群。

格付けでは、グラン・クリュ、プルミエ・クリュの他、シャブリ、プティ・シャブリと呼ばれる４段階のランク。

ランクが高いほどるリッチな味わいになりますが、2000〜3000円程度で買えるシャブリも十分に美味しいです。

シャルドネ

白ワインを代表する品種で「特徴がない事が特徴」と言われるほど、ソムリエ泣かせのワインです。

これは、逆に言うと「真っ白なキャンパス」のような品種であり、その土地の特徴や味わいを大きく反映する品種で、実はなかなかユニークな品種でもあります。

お父さん向けにおすすめのシャルドネは、ニューワールドと呼ばれる、フランス以外の国で作られうシャルドネ。

特にカリフォルニアのシャルドネは、アルコール感が強く アルコール感が強い分、味わいに広がりがあるので、葡萄のフルーティーな香り＋ドライ感でぐびぐび飲んでしまえます。

甲州

フランス白ワインのあっさり系品種、ミュスカデとそっくりな日本産の葡萄品種です。日本を代表する品種でもあります。

吟醸香と呼ばれる、日本酒のような香りが特徴的で、その事から日本食にもよく合うワインとして、和食店でもたびたびオシャレな器で出されています。

日本酒好きなお父さんに、ちょっと変化球的にプレゼントできるワインとしておすすめ。

 

赤ワインのおすすめ

白ワインのように、シンプルに「味」だけでは表現しきれないのが赤ワイン。白ワイン選びよりも、ちょっと難しくなりますが、特徴を知っておくことで ワインショップで悩む事も少なくなるはずです。

カベルネ・ソーヴィニヨン

いわゆる高級ワインにも使われている代表的な品種。森の香りとか、黒色果実の香りなんて表現されますね。

フランス産のものは、ある程度格付けが高いものでないと ちょっと中途半端な印象。高いものは数十万円となるので、まったく現実的ではありません。

そこで、おすすめの国はスペインやチリ産のカベルネ。フランスの高い技術力をもった人達が移住して、同じようにカベルネを育ててワインを作っています。

しかも、実は立地的にはこれらの土地の方がカベルネを育てるには、作りやすい気候。カベルネで有名なフランスのボルドー地区は、カベルネが育つギリギリのラインで、意外に作るのに困難な土地でもあるのです。（だから、技術力があがったとも言えるのですが。）

高い技術力をもったフランス人が、現地で指導しているため美味しいカベルネが誕生！しかも、作りやすい土地なので、大量生産も可能なため、リーズナブルに入手する事ができるのです。

ランブルスコ

イタリア産の赤ワインです。その1番の特徴は微発泡であるという事。赤ワインでシュワシュワしているというところが珍しく、お祝い向けのワインとしても使いやすいです。

白ワインのようにキンキンに冷やして飲むと美味しく、辛めの料理や味の濃い料理など、お父さんが好きな料理との相性もよくおすすめ。

ボジョレー

ボジョレー・ヌーヴォーで有名なワインで、「しゃばしゃばしてて美味しくない」という印象を持ってる人も多いかもしれません。（まぁ、実際そうなんですが）

そんなボジョレーの新酒（ヌーヴォー）ではなくて、ちゃんと熟成してあるボージョレーは、まったく別ものの美味しさがあります。

ボジョレー地区の中でも、格付けされているAOCと呼ばれるものの中で、特に厳選された10個のボジョレーが「クリュ デュ ボジョレー」と呼ばれています。

あの、スカスカな印象はまったくなく、高級ワイン産地のブルゴーニュワインの上級品と似た印象さえあるもの。

そのわりに、2000〜3000円程度で手に入る事もあり、フランスワインの中で最もコスパの高いワインと言っても良いかもしれません。

「え！これがボジョレーなの！！」というサプライズ的にもおすすめ。